宗生寺の歴史
| 寺名 | 宗生寺 |
| 山号 | 松岩山 |
| 宗派 | 曹洞宗 |
| 本山 | 永平寺(福井県)・ 總持寺(神奈川県) |
| 創建 | 1483年(文明15年) |
| 開基 | 多賀出雲守隆忠 |
| 本寺 | 泰雲寺(山口県) |
| 開山 | 器庵祐歳禅師(泰雲寺四世) |
宗生寺は山号を松岩山と呼び、曹洞宗に属する禅宗です。
本尊は釈迦牟尼佛。また、両本山をお造りになられた道元禅師・瑩山禅師を拝しています。
創建は1483年(文明15年)、許斐城主 多賀出雲守隆忠が亡き父を供養するために、防州鳴滝(山口県山口市)より
泰雲寺四世 器庵祐歳禅師を招いて、このお寺をお開きになりました。
後に、許斐氏がこの地を離れたことにより、一度後ろ盾を失いましたが、1587年(天正15年)安土桃山時代に伊予(愛媛県)から筑前へ移った小早川隆景公が、宗生寺四世 桂翁栄昌禅師に深く帰依した縁により、知行百石を寄進されました。
江戸時代に入ってからは、黒田長政公五十石寄進、黒田忠之公が山林3600坪寄進並びに観音堂を再建し、黒田光之公は鐘楼堂を建立・観音堂を修繕するなど、代々の藩主の厚い庇護のもと宗像地方有数の禅刹(禅宗の寺)として現在に至りました。
境内・庭園
寺を囲む起伏に富んだ山の斜面と岩間から湧き出る岩清水を巧みに利用し、つつじ・椿等で造られた庭園。樹齢約200年を越えるものが200株以上あり、1784年(天明4年)第16世霊岩不文禅師の時代に作庭されたものです。約3,000本のつつじのほか、桜・もみじ・檜・槇なども植わっており、自然の山容をそのままに活かした、静寂と趣のある庭園で、広い境内をぐるりと巡りながら四季の移ろいを感じることができます。
先代住職が故郷の長崎県対馬より持ち帰ったなんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)の大木もあり、これほどの大きさに育つのは珍しく、4月末から5月頭にかけて白い花が満開となり見事な姿を見せてくれます。
庭園の池には絶滅危惧種Ⅱ類のニホンアカガエルが棲みつき、早春には無数のオタマジャクシが泳ぐ姿も見られます。自然がそのまま残る境内ならではの光景です。